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0020 東証 小型株

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【↑】日経平均 大引け| 反発、朝安も円安が追い風で後場切り返す (8月27日)


日経平均株価
始値  38066.31
高値  38365.64(14:54)
安値  37911.32(09:10)
大引け 38288.62(前日比 +178.40 、 +0.47% )

売買高  13億3817万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆2309億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は反発、後場に入って上げ足強める
 2.前日の欧米株市場は高安まちまちも円安は追い風
 3.エヌビディア決算前で、半導体関連株は売り優勢
 4.値上がり銘柄数は1300を超え全体の8割を占める
 5.売買代金は3兆2000億円台で今年2番目の薄商いに

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末比65ドル高と続伸した。FRBによる9月の米利下げ観測が引き続き好感された。

 東京市場では、日経平均株価が前場は前日終値をはさんで狭いゾーンでもみ合ったが、後場の取引で上に放れ次第高の展開となった。

 27日の東京市場は、朝方は強弱観が対立し方向感の見えにくい展開だったが、午後の取引に入ると徐々に買い板が厚くなった。前日の欧州株市場は高安まちまち、米国株市場でも画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の決算発表を控え、様子見ムードが強かった。東京市場でも積極的な売買がしにくい状況で前場は前日終値近辺でのもみ合いに終始した。ただ、後場に入ると円安方向に振れた外国為替市場を横目に先物主導でインデックス買いを呼びこみ、全体相場は次第に水準を切り上げる展開に変わった。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の8割強を占めるなど、中小型株中心に買い意欲の強い地合いとなっている。ただ、半導体関連などの主力大型株が見送られたこともあり、全体売買代金は盛り上がりに欠けた。3兆2000億円台と前日の水準を更に下回り、6月20日以来の水準で今年2番目の薄商いとなっている。

 個別では、三井E&S<7003>が商いを膨らませ上値を伸ばしたほか、三菱重工業<7011>も活況高、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も高い。商船三井<9104>が買われ、リクルートホールディングス<6098>も上昇した。伊藤忠商事<8001>も値を上げた。FIG<4392>がストップ高で値上がり率トップ。東邦亜鉛<5707>、北越コーポレーション<3865>、日鉄ソリューションズ<2327>などが急騰。ペプチドリーム<4587>も大幅高となっている。
 半面、売買代金首位のレーザーテック<6920>が大きく値を下げ、ディスコ<6146>も軟調、東京エレクトロン<8035>も売りに押された。日立製作所<6501>が軟調、メルカリ<4385>も安い。さくらインターネット<3778>も下値を試す展開に。I-ne<4933>が大きく値を下げたほか、霞ヶ関キャピタル<3498>の下落も目立つ。マルハニチロ<1333>も安い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、中外薬 <4519>、ソニーG <6758>、リクルート <6098>、セブン&アイ <3382>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約81円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、レーザーテク <6920>、ディスコ <6146>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約76円。

 東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は繊維製品、空運業、その他製品の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)鉱業、(3)鉄鋼、(4)輸送用機器、(5)石油石炭製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)陸運業、(2)金属製品、(3)証券商品先物、(4)電気機器、(5)精密機器。

■個別材料株

△KHC <1451> [東証S]
 ファースト住 <8917> が完全子会社化目指してTOB実施。
△シンカ <149A> [東証G]
 ロボペイ <4374> と新たなソリューション提供を目指して業務提携。
△コーアツ工業 <1743> [東証S]
 24年9月期業績及び配当予想を上方修正。
△NSSOL <2327> [東証P]
 3Dインベストメントの保有割合が新たに5%超え。
△ビーマップ <4316> [東証G]
 製造業向けFAソリューション実現に関する検討会設置。
△FIG <4392> [東証P]
 ラピダス新工場に自社開発搬送ロボット導入。
△キッズバイオ <4584> [東証G]
 AMEDの「成育疾患克服等総合研究事業」に採択。
△アイズ <5242> [東証G]
 「メディアレーダー」での2例目の特許取得。
△オキサイド <6521> [東証G]
 パワー半導体次世代素材に関する記事を好材料視。
△メルコ <6676> [東証S]
 子会社シマダヤ <250A> がスピンオフ上場へ。

▼マルハニチロ <1333> [東証P]
 株式売り出しで需給悪化懸念。
▼アドテスト <6857> [東証P]、東エレク <8035> [東証P]
 エヌビディア<NVDA>決算前に持ち高調整の売り。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)FIG <4392>、(2)東邦鉛 <5707>、(3)大分銀 <8392>、(4)北越コーポ <3865>、(5)NSSOL <2327>、(6)ペプドリ <4587>、(7)三井E&S <7003>、(8)邦チタ <5727>、(9)大阪ソーダ <4046>、(10)エスリード <8877>。
 値下がり率上位10傑は(1)Ine <4933>、(2)霞ヶ関C <3498>、(3)日本空港ビル <9706>、(4)レーザーテク <6920>、(5)マルハニチロ <1333>、(6)イーレックス <9517>、(7)やまびこ <6250>、(8)ミガロHD <5535>、(9)Gunosy <6047>、(10)ACCESS <4813>。

【大引け】

 日経平均は前日比178.40円(0.47%)高の3万8288.62円。TOPIXは前日比19.39(0.73%)高の2680.80。出来高は概算で13億3817万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1326、値下がり銘柄数は280となった。東証グロース250指数は680.30ポイント(8.51ポイント高)。

[2024年8月27日]


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