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0020 東証 小型株

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話題株ピックアップ【夕刊】(1):フリー、タイミー、インフォR

■フリー <4478>  3,000円  +335 円 (+12.6%)  本日終値
 フリー<4478>が大幅反発。午前10時ごろ、SMBCグループのプラリタウン(東京都中央区)と共同で、SaaSの導入支援サービスやBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)コンサルティング事業を提供する新会社インクループを設立したと発表しており、好材料視された。フリーとプラリタウンは22年8月に企業のDX推進を目的に業務提携を実施。フリーの各種プロダクトを活用して、SMBCグループの顧客の業務効率化やDXを推進するなかで、顧客の業務プロセスの見直しからサービスを導入・活用するまで伴走支援することの必要性に至ったことから新会社を設立することになったという。出資比率はプラリタウン85%、フリー15%。営業開始は9月下旬を予定しており、各種プロダクトの導入支援サービスから事業を開始し、その後、フリー以外の他のSaaSサービスの「導入・定着支援」サービスや、企業の業務プロセスの現状整理と最適化を行う「BPRコンサルティング」、企業の経理・人事労務業務を受託する「BPOサービス」の開発・提供を検討するとしている。

■タイミー <215A>  2,090円  +224 円 (+12.0%)  本日終値
 東京市場は主力株中心にリスク回避ムードの強い地合いとなったが、中小型株物色の流れは健在で東証グロース指数は5%近い上昇で3日続伸と戻り足が鮮明。8月5日の日本株暴落を経て、グロース市場の銘柄は信用買いの投げ売りで上値が軽くなっており、急速なリバウンドに転じている。グロース市場指数は6日以降きょうまでの14営業日で下げた日はわずか1日間のみ。前週末の米国株市場では小型株指数であるラッセル2000が3%を超える上昇をみせるなど中小型株への物色意欲が盛り上がっており、東京市場にもこの流れが波及している。また、外国為替市場で1ドル143円台半ばまで円高が進行しており、外需の主力銘柄が手掛けにくくなっていることも、内需系の多いグロース市場の銘柄に投資資金が誘導される背景となったようだ。そのなか、時価総額上位の銘柄ではタイミー<215A>、GENDA<9166>、フリー<4478>などの上げが目立ち全体指数を押し上げている。

■INFORICH <9338>  3,930円  +390 円 (+11.0%)  本日終値
 INFORICH<9338>が続急伸。午前10時30分ごろ、モバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」に搭載されたデジタルサイネージの広告活用の拡大を見込み、新たにSSP(サプライサイドプラットフォーム)を開発したと発表しており、好材料視された。今回のSSP開発は、今後の外部とのDSP(デマンドサイドプラットフォーム)接続に向けた第1段階の開発ステップと位置付けられているもの。これにより、広告出稿者は時間単位や日単位で広告枠の確保が可能となり「ChargeSPOT」を媒介した効率的な広告運用が実現できるようになるとしている。

■コーテクHD <3635>  1,590.5円  +145 円 (+10.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 コーエーテクモホールディングス<3635>は急反発。この日午前中に関東財務局に提出された変更報告書で、襟川陽一社長とその共同保有者(襟川恵子会長など)による株式保有割合が53.53%から54.53%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は、発行会社設立時より経営参加を目的として保有しているとあり、報告義務発生日は8月19日となっている。

■不動テトラ <1813>  2,509円  +169 円 (+7.2%)  本日終値
 不動テトラ<1813>が値を飛ばし、一時203円高の2543円に買われ、75日移動平均線をマドを開けてクリアした。2300円台でのもみ合いを経て大勢2段上げの様相を強めている。海洋土木を強みとし防災関連の一角としてマークが強まっているが、株式需給面でもアクティビストとして名を馳せるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントの一貫した買い増しが続いていることで思惑を呼んでいる。「今期は2ケタ営業増益予想と回復色が鮮明で、アナリストなど市場関係者からの評価も高い。直近では前週末にいちよし証券が同社の投資判断を中立から買いに引き上げたことで市場の注目度が改めて高まった」(中堅証券ストラテジスト)としている。

■エフティグループ <2763>  1,162円  +63 円 (+5.7%)  本日終値
 エフティグループ<2763>は高い。前週末23日の取引終了後、取得上限45万株(自己株式を除く発行済み株数の1.49%)、または5億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は8月26日から来年2月28日まで。これが好感された。

■守谷輸送機工業 <6226>  1,743円  +92 円 (+5.6%)  本日終値
 守谷輸送機工業<6226>が大幅反発。26日午後1時、宇都宮工場近辺に塗装工場を新設すると発表した。主力製品の荷物用エレベーターの好調な需要に対応するため、同社は宇都宮工場の増改築を進めているが、同工場で製作するパネルの数が今年9月以降、増加する見込みとなり、生産の最適化と物流効率の改善を図る。好調な事業環境とともに、生産性の向上による業績押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。塗装工場は栃木県芳賀町に新設する。建物・設備の費用は5億3000万円。来年6月に着工し、2026年5月の稼働開始を目指す。

■ギフティ <4449>  1,285円  +67 円 (+5.5%)  本日終値
 ギフティ<4449>は大幅高で3日続伸。前週末23日の取引終了後、デジタルギフトを活用した法人及び自治体向けサービス「giftee for Business」が、イオン銀行(東京都千代田区)の口座開設キャンペーンに採用されたと発表しており、好材料視された。今回採用されたのは、8月31日まで実施される「【店舗受付限定】親子で!友人と!イオン銀行へ行こう♪口座開設キャンペーン」で、対象のイオン銀行店舗へ複数人で来店し、総合口座を新規開設した顧客に対し、「giftee Box Select」1000円分を贈呈するという。ギフティは同キャンペーンの実施に際して、同キャンペーン仕様にカスタマイズしたデジタルギフトボックス「giftee Box」を、対象者に付与するインセンティブとして提供したほか、確実にギフトを付与する手段として、対面でのデジタルギフト付与を効果的かつ効率的に実施するキャンペーンツール「giftee Direct」を提供している。

■バイセル <7685>  5,580円  +210 円 (+3.9%)  本日終値
 BuySell Technologies<7685>が大幅反発し一時、前週末比500円(9.3%)高の5870円に買われる場面があった。SBI証券が23日付で投資判断「買い」を継続し、目標株価を5660円から7270円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、レクストHDのM&Aで成長が一段と加速する可能性を指摘。同社は8月14日、「買取 福ちゃん」を運営するREGATE社を有するレクストホールディングス(大阪市中央区)の完全子会社化を発表。同証券ではこのM&Aにより出張訪問事業を主軸とするリユース市場での同社の競争優位性はより強固になると予想している。業績に与える具体的な影響はのれん金額・償却期間が未定のため予想できないとしつつも、出張訪問事業における再訪(リピート)、キャリー(次月以降の訪問予約)の増加、店舗事業でのデータドリブン経営浸透、店舗スタッフ・査定員ともにイネーブルメントの効果的な進展による想定以上の生産性向上などから、今後もオーガニックでの高成長が続くと予想している。また、24年12月期上期決算が同証券予想を上回ったとして、24年12月期営業利益予想を40億5900万円から50億5000万円へ、25年12月期の営業利益予想を54億5000万円から64億4000万円へ上方修正した。

■しまむら <8227>  7,933円  +261 円 (+3.4%)  本日終値
 しまむら<8227>が反発。前週末23日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次売上速報で、主力のしまむら既存店売上高が前年同月比5.5%増と10カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。アウター衣料や服飾雑貨、肌着などの実用商品が売り上げを伸ばした。婦人アウター衣料では、Tシャツやブラウスなどの売れ筋商品の追加仕入れが奏功したほか、行楽需要によりサンダルや帽子、アームカバーが好調だった。また、高気温により夏物の婦人・紳士インナーやインテリア・寝具用品の売れ行きも堅調に推移した。なお、全店売上高は同5.6%増だった。

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