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過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着く/オープニングコメント


 7日の日本株市場は、前日の大幅反発に対する反動安が意識されるが、米株高を受けて底堅さがみられてきそうだ。6日の米国市場は、NYダウが294ドル高、ナスダックは166ポイント高だった。東京市場の大幅反発や欧州市場が底堅い値動きだったことから、値ごろ感からの買いが優勢となった。エヌビディアなどハイテク株を中心に押し目買いの動きが広がった。景気後退入りへの不安が重荷となったが、テクニカル上、売られ過ぎの水準まで下げてきたとの見方もあった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比635円安の33605円。円相場は1ドル144円40銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。昨日の日経平均株価は3217円高と記録的な反発となったこともあり、戻り待ちの売りは入りやすいだろう。日経225先物はナイトセッションで開始早々に利食いとみられるロング解消の動きが目立っていた。依然として値幅が出やすい状況ではあるが、33000円辺りでの底堅さがみられていた。

 米国においても自律反発の域は脱していないが、昨日の東京市場の反発から欧州も底堅い値動きのなかでの上昇であり、過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着いたようである。積極的なリバウンド狙いの流れは期待しづらいものの、直近の急落で年初来安値を更新している銘柄などには、需給整理一巡からの押し目買いが入りやすいだろう。

 また、エヌビディアが3%を超える上昇となったことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株には値ごろ感からの買いが向かいそうである。そのほか、相場全体の荒い値動きが落ち着いてくるようだと、改めて決算を手掛かりとした物色にも向かわせそうである。なお、昨日の引け後の決算では、東京海上<8766>、スズキ<7269>、大和証G<8601>、京急<9006>、京王<9008>、古河電工<5801>、帝人<3401>、出光興産<5019>、IHI<7013>、スクエニHD<9684>辺りが注目されそうだ。
《AK》

 提供:フィスコ

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