ヤマタネ---グリーンへ出資し資本提携、持続可能な農業と環境負荷低減の両立を実現
ヤマタネ<9305>は28日、グリーンへ出資し資本提携し、両社の関係を強化することで、持続可能な農業と環境負荷低減の両立を実現し、社会課題の解決に貢献していくことを発表した。
グリーンは、環境データ等を活用し最適な栽培方法をナビゲートするサービス「e-kakashi(イーカカシ)」により、農業従事者の収益の向上に貢献してきた。栽培マニュアルの電子化により、栽培技術を次世代の農業者に継承していくことを目指しており、科学の力で持続可能な農業と環境負荷低減の両立に取り組んでいる。「e-kakashi」は、収穫適期や病気・害虫のリスクを予測する機能を持ち、作業の効率化やリスク回避、品質・収量の向上をサポートする。また、栽培マニュアルの共有が容易で、新たな作物への挑戦や複合経営の促進も期待され、収益の安定化にも貢献する。
ヤマタネは、安全、安心、良食味のお米を提供するため、全国の産地と連携し、強固な関係を構築してきた。「地域コミュニティ及び生産地と農業の発展」を掲げ、持続可能な農業の実現に寄与するための活動を推進している。同社は、自らの産地ネットワークを活かし「e-kakashi」を活用した取り組みの普及活動を、グリーンはサービスの導入と技術面における支援を行う。
両社は今後、具体的な協業の内容・条件等を定め、改めて業務提携契約を締結する予定である。提携を通じて、地域コミュニティと産地の発展に寄与し、「持続的営農」と「環境負荷低減」の実現に向けた取り組みを加速させ、産地と消費地双方に支えられた環境に優しい、豊かな社会づくりに貢献していく。
《SI》
提供:フィスコ