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ダウ先物は上昇 PCEデフレータにポジティブな反応 デルが時間外で大幅安=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:51)(日本時間21:51)
ダウ先物 38299(+68.00 +0.18%)
S&P500 5271.00(+18.00 +0.34%)
ナスダック100先物 18667.25(+60.75 +0.33%)

 米株価指数先物市場でダウ先物が反発しているほか、S&P500、ナスダック100も反発。先ほど発表になった4月のPCEデフレータを受けて米株式市場はポジティブな反応を示している。

 総合指数は前年比2.7%、コア指数は前年比2.8%と前回から変わらず、予想通りの内容ではあった。ただ、先日の米消費者物価指数(CPI)同様にインフレの再上昇は確認されず、今後の鈍化を期待させる内容ではあった。今週に入って米株式市場に大幅な調整をもたらしている米国債利回りも下げの反応を見せている。

 本日は5月末の取引ということもあって、今週の調整の動きもひとまず一段落しているのか、本日の米株式市場は買戻しの動きも見られている。

 月足ではダウ平均はいまのところ微妙だが、S&P500、ナスダックは4月の陰線から今月は陽線で終わりそうな気配が出ている。ただ、投資家たちは今週の不安定な動きに、最近の株高に陰りが見え始めたのではないか、そしてエヌビディア<NVDA>など一握りの大型IT株の上昇が全体の弱さを覆い隠しているのではないかと懸念している。S&P500は年初来で約10%上昇しているが、均等配分で見れば約3%の上昇に留まっている状況。

 デル・テクノロジーズ<DELL>が時間外で大幅安。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、好調な内容ではあった。しかし、株価は冴えない反応。2022年以来の増収となったものの、AIに最適化されたサーバー事業に対する投資家の高い期待には不十分だったようだ。

 アパレルのギャップ<GPS>が時間外で大幅高。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上に伸びたほか、1株利益が予想の4倍近くになった。オールドネイビーやギャップ・グローバルが好調だったほか、バナナ・リパブリックやアスレタの既存店売上高が予想外の増収となった。ガイダンスも公表し、25年度通期の見通しを上方修正している。

 データベースのプラットフォームを手掛けるモンゴDB<MDB>が時間外で大幅安。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は下落。ガイダンスを嫌気している模様。第2四半期は1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示したほか、通期の見通しも下方修正した。

(NY時間09:01)(日本時間22:01)時間外
デル<DELL> 141.51(-28.41 -16.72%)
ギャップ<GPS> 28.30(+5.78 +25.67%)
モンゴDB<MDB> 236.00(-74.00 -23.87%)

アップル<AAPL> 191.76(+0.47 +0.25%)
マイクロソフト<MSFT> 417.25(+2.58 +0.62%)
アマゾン<AMZN> 178.90(-0.42 -0.23%)
アルファベット<GOOG> 174.20(+0.64 +0.37%)
テスラ<TSLA> 179.74(+0.95 +0.53%)
メタ<META> 468.01(+0.96 +0.21%)
エヌビディア<NVDA> 1130.54(+25.54 +2.31%)
AMD<AMD> 166.64(-0.11 -0.07%)
イーライリリー<LLY> 819.00(+3.94 +0.48%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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