ADワークスグループ Research Memo(10):2024年12月期の1株当たり配当金は9.0円と連続増配を予定
■ADワークスグループ<2982>の株主還元策
株主還元方針については、将来の事業展開に備えるための内部留保を確保したうえで、業績に応じた配当を実施していくことを基本方針としており、配当性向については30%弱の水準を維持し、利益の成長とともに配当も増額していく意向だ。
2023年12月期の1株当たり配当金は、株主優待制度を廃止したこともあり前期比3.5円増配の8.0円(配当性向26.8%)とした。2024年12月期は同1.0円増配の9.0円(同27.3%)と連続増配を予定している。2023年12月期末の1株当たり純資産が356.6円でPBR1倍割れの評価が続いていることを考慮すれば、企業価値向上施策としてROICの向上だけでなく、株主還元のさらなる充実も1つの選択肢になると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HH》
提供:フィスコ