加藤製作所---通期予想の修正及び期末配当の増配を発表
加藤製作所<6390>は13日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.5%増の403.65億円、営業利益が同20.5%増の8.87億円、経常利益が同39.0%増の17.28億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同34.2%増の28.77億円となった。
日本の売上高は前年同期比3.2%増の361.51億円、セグメント利益は同62.3%増の17.55億円となった。国内向け建設用クレーンは、受注は好調なものの、主要部品供給不足の影響もあり、売上高201.06億円(前年同期比6.5%減)となった。海外向け建設用クレーンは堅調に推移し、売上高は35.42億円(前年同期比40.2%増)となった。国内向け油圧ショベル等の売上高は、競争激化による影響を受け、57.43億円(前年同期比4.0%減)となった。海外向け油圧ショベル等の売上高は、北米向けが堅調に推移し61.01億円(前年同期比42.1%増)となった。
中国においては、売上高は同20.7%減の14.94億円、セグメント損失は8.88億円(前年同期は5.89億円の損失)となった。建設需要の低迷により厳しい販売環境が継続している。
欧州の売上高は同6.2%増の38.99億円、セグメント利益は同97.8%減の0.01億円となった。材料高騰の影響を受けた。
その他地域においては、売上高は0(前年同期は1.63億円)、セグメント損失は0.62億円(同0.91億円の損失)となった。KATOWORKS(THAILAND)CO.,LTD.の操業停止により売上高は発生していない。
2024年3月期通期の連結業績予想については、同日、業績予想の修正を発表した。 売上高が前期比2.7%減(前回予想比6.7%減)の560.00億円、営業利益が同4.7%減(前回予想と変わらず)の12.00億円、経常利益が同8.9%減(前回予想比88.9%増)の17.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.4%減(同10.0%増)の22.00億円としている。
また、同日、2024年3月期の期末配当金を前回予想から10.00円増配の30.00円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は50.00円(前期比20.00円増配)となる。
《SI》
提供:フィスコ