アドバンスクリエイト---2023年9月期業績予想と実績の差異
アドバンスクリエイト<8798>は10日、2023年10月17日に公表した2023年9月期(2022年10月-2023年9月)の連結業績予想と実績との差異を発表。実績値は、売上高が前回予想比7.6%減の101.63億円、営業損益が同9.20億円増の20.20億円、経常損益が同8.90億円増の21.90億円、親会社株主に帰属する当期純損益が同5.19億円増の17.69億円、1株当たり当期純損益が80円82銭。同社は新会計基準を適用し、保険契約ごとの残存有効契約期間の将来手数料収入を、解約率や無リスク利子率等で割り引いて、現在価値(PV)を算定し、売上として計上している。当連結会計年度においては、円安の急速な進行に伴う外貨建保険の解約、失効の増加に加え、株高等を背景とした貯蓄性保険の解約、失効の増加により、解約が想定を上回って推移した。現在価値を計算する際には、最新の解約率を用いるため、解約率の上昇により現在価値が減少し、この減少分が売上から差し引かれたことが主要な要因となった。なお、減収要因に加え、2023年9月期の利益を押し下げた要因は一過性のものとして収束が見込まれることから、株主に対する安定配当を重視し、配当予想について変更はないとしている。
《SI》
提供:フィスコ