新興市場銘柄ダイジェスト:TrueDataは大幅に8日ぶり反落、サンバイオが大幅に3日ぶり反発
<3842> ネクストジェン 812 +64
大幅に続伸。自社のCPaaSプラットフォーム「U-cube CPaaS」を利用するパートナーを対象に、パートナー間でのサービスの相互利用や情報交換・交流の場となるCPaaSマーケットプレイス「NextGen CaMP」を発足させたと発表している。CPaaSは、APIを活用したクラウドサービス。企業のサービスの高付加価値化や新規ビジネス創造のサポートなどが狙い。参加企業はNECネッツエスアイ<1973>や都築電気<8157>、岩崎通信機<6704>など。
<4416> TrueData 509 -61
大幅に8日ぶり反落。前日にストップ高まで急騰した反動で利益確定売りが出ている。True Dataは小売業向けに新規出店を計画する際の売上予測サービス「SalesSensor」の提供を開始すると8月30日に発表。AIによるオープンデータの分析で売上予測を自動的に算出し、売上の最大化と新規出店コストの最適化につなげるとしていた。ただ、前日まで7連騰していたこともあり、買い一服感から売りが出ているようだ。
<4418> JDSC 1138 +95
大幅に5日続伸。事業計画及び成長可能性に関する説明資料を開示しており、この中でメールカスタマーセンター(東京都港区)の買収で24年6月期の売上高が140億円程度上積みされる可能性があると明らかにしている。同期の売上高予想は24.00億円だが、買収後は164.00億円(暫定)になる見込みという。8月17日の買収発表時に同様の資料を公表しているが、今回の資料開示で改めて注目されているようだ。
<9218> メンタルヘルスT 897 +35
大幅に4日続伸。子会社のAvenir(東京都港区)が商工中金と業務提携契約を締結したと発表している。メンタルヘルスソリューションサービス「産業医クラウド」を通じて商工中金の取引先企業に対して労働者のメンタルヘルスケアの重要性を啓発し、企業の生産性向上や労働者の心身の健康に貢献することを目指す。産業医クラウドは、企業での産業医業務に係る事務負担とコストを引き下げつつ、従業員の健康管理の質を高めるサービス。
<4592> サンバイオ 619 +55
大幅に3日ぶり反発。国内SB623慢性期外傷性脳損傷プログラムの製造販売承認について、施策を講じた直近の製造で収量の改善が確認できたと発表している。これまで申請時点と比較して収量が減少する点が課題とされていた。今後、追加製造と並行して生産関連の審査に適時適切に対応し、今期中の承認取得を目指す。SB623は、健康成人骨髄液由来の間葉系間質細胞を加工・培養して作製されたヒト(同種)骨髄由来加工間葉系幹細胞。
<4933> Ine 3155 +208
大幅に反発。東証の承認を受け、19日からプライム市場へ上場区分を変更すると発表している。上場記念配当として、23年12月期の期末配当予想を従来の無配から13.00円(前期末実績は無配)に増額修正した。また、流通株式比率の基準適合(プライム市場は35%以上)を図るため、125万株の株式売出しを実施する。プライム上場と記念配当が好感され、買いが集まっているようだ。
《ST》
提供:フィスコ