東電HDが堅調、4~6月期黒字転換支えに売り一巡後は押し目買い
東京電力ホールディングス<9501>が堅調。2日の取引終了後に24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表し、最終損益は1362億8600万円の黒字(前年同期は481億7100万円の赤字)となった。燃料価格の下落に伴い、燃料費等調整制度の期ずれ影響が好転したことが影響した。同社株は7月中旬以降、上げ足を速めて8月1日に年初来高値をつけた。決算発表直前の2日は売りが目立ったものの、4~6月期が最終黒字となったことが買い安心感をもたらしたようだ。日経平均株価が連日の大幅安となるなど、投資家のリスク許容度が低下するなかにあって、同社株のディフェンシブ性に着目する向きもあり、日足・ボリンジャーバンドのプラス1シグマを下回ったところで押し目買いが入り下げ渋った。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS