アドバンクリエ Research Memo(7):自己資本比率は50%以上で財務内容は健全
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
アドバンスクリエイト<8798>の2023年9月期第2四半期末の総資産は前期末比299百万円減少の12,191百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が413百万円増加した一方で、現金及び預金が843百万円減少した。現金及び預金の減少は売掛金の増加と配当金支出、社債の償還を行ったことなどによる。また、固定資産ではソフトウェアが116百万円増加した一方で、保険積立金が336百万円減少した。
負債合計は前期末比250百万円減少の5,095百万円となった。未払金が129百万円増加した一方で、有利子負債(リース債務含む)が101百万円、未払消費税等が133百万円それぞれ減少した。純資産合計は前期末比48百万円減少の7,096百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益324百万円を計上した一方で、配当金394百万円を支出したことによる。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の57.2%から58.2%と若干上昇し、有利子負債比率も前期末の23.4%から22.1%に低下するなど、財務面での健全性は維持されているものと判断できる。店舗投資については2022年9月期でほぼ一巡しており、当面は大きな資金需要もないことから収益拡大に伴って財務基盤もさらに強化していくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ