アドバンスクリエイト---2Qは増収、メディア事業が大幅な増収増益に
アドバンスクリエイト<8798>は12日、2023年9月期第2四半期(22年10月-23年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.9%増の64.54億円、営業利益が同37.7%減の7.62億円、経常利益が同44.0%減の6.66億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同57.9%減の3.24億円となった。
保険代理店事業の売上高は前年同期比7.2%増の50.58億円、営業利益は同58.3%減の3.23億円となった。直営コンサルティングプラザでの販売実績が前年同期と比べて堅調に推移した一方、前年から続く円安傾向の影響による外貨建保険等の解約及び失効により売上の戻入が発生したこと、並びに前期から実施しているコールセン
ター部門への先行投資によるコストの増加が影響した。
ASP事業の売上高は前年同期比29.2%増の1.25億円、営業利益は同131.1%増の0.49億円となった。乗合保険代理店等へのACPの新規販売が堅調に推移した。
メディア事業の売上高は前年同期比70.7%増の18.36億円、営業利益は同60.5%増の4.09億円となった。保険選びサイト「保険市場(ほけんいちば)」への広告出稿が堅調に推移した。
メディアレップ事業の売上高は前年同期比3.3%増の6.62億円、営業利益は同10.3%減の1.11億円となった。保険選びサイト「保険市場(ほけんいちば)」の運営を通じて蓄積したWebマーケティングのノウハウをベースに、保険専業の広告代理店としてさまざまなサービスの提供に努めた一方、前期に引き続き新たな広告手法を積極的に開発投資した。
再保険事業の売上高は前年同期比7.9%増の5.45億円、営業損失は1.33億円(前年同期は0.45億円の利益)となった。売上高が引き続き順調に推移した一方、前期に続き新型コロナウイルス感染症の影響が残っていたことで再保険金の支払いが増加した。
2023年9月期通期の業績予想については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比26.9%増(前回予想比9.8%減)の150.50億円、営業利益が同43.1%増(同8.4%減)の29.50億円、経常利益が同39.0%増(同7.6%減)の28.00億円、当期純利益が同29.6%増(同13.7%減)の17.00億円としている。
《AS》
提供:フィスコ