バルテス---シンフォーの全株式を取得、子会社化
バルテス<4442>は6日、シンフォーの全株式を取得し、子会社化したことを発表。
同社は、シンフォーの普通株式1,038株(議決権所有割合:100%)を9.57億円(概算額)で、4月6日に取得した。同資金の調達のため、一部借入の実施を予定している。シンフォーは、4月から同社の連結決算に取り込む予定である。
同社は、ソフトウェアテストを主体とする品質向上支援サービスを提供し、上流工程における品質コンサルティング、体系的なテスト手法及びテストエンジニア教育メソッドを強みとしている。シンフォーは、金融取引システム・投資情報ツールの開発に強みを持ち、業界特化型のパッケージシステム開発事業者である。自社パッケージ製品販売を主体とする事業展開を行っており、ストック事業比率も非常に高いことから、安定して高収益率を維持できている。
同社は、シンフォーが今後、同社のマーケティング・営業面の協力、採用面のバックアップ及びグループインによる信用力向上によって、業容拡大と継続的な成長が可能であり、シンフォーとの協働によって、双方の金融業界における専門的知見及びナレッジを向上させ、同社の単価向上や参入障壁の構築につながると見込んでいる。
同社は今後、同社の新たな事業の柱としてシンフォーの成長を後押しし、ガバナンスの向上に適した体制構築を推し進め、更なる経営基盤の強化と企業価値の向上に努めていく。
《SI》
提供:フィスコ