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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8798 アドバンスクリエイト

東証P
692円
前日比
+2
+0.29%
PTS
685.3円
22:34 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
221 4.75 2.53 4.22
時価総額 159億円
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アドバンクリエ Research Memo(7):財務内容は健全、店舗投資によりリース債務が増加


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
アドバンスクリエイト<8798>の2022年9月期末の総資産は前期末比682百万円増加の12,491百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が824百万円増加した一方で、現金及び預金が1,064百万円、未収入金が195百万円それぞれ減少した。現金及び預金の減少は税金支払いが増加したことや配当金支出、自己株式取得を行ったことなどが主因となっている。また、固定資産では直営6店舗の増床リニューアルを実施したことでリース資産が313百万円増加したほか、ソフトウェアが202百万円増加した。

負債合計は前期末比260百万円増加の5,345百万円となった。流動負債では未払法人税等が189百万円減少し、固定負債では社債が200百万円減少した一方で、長期借入金が170百万円、リース債務が329百万円それぞれ増加した。有利子負債(リース債務含む)は、主にリース債務の増加によって長短合わせて326百万円増加した。純資産合計は前期末比422百万円増加の7,145百万円となった。配当金の支払い676百万円や「従業員持株会支援信託ESOP」制度の再導入等に伴う自己株式の増加148百万円(減少要因)があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益1,312百万円を計上したことによる。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の56.9%から57.2%と若干上昇したものの、有利子負債比率はリース負債の増加により同20.0%から23.4%に上昇した。ネットキャッシュ(=現金及び預金-有利子負債)は前期末から1,390百万円減少したもののの黒字をキープしており、財務面での健全性は維持されているものと判断される。店舗投資については2022年9月期でほぼ一巡したこともあり、2023年9月期以降は財務内容も良化するものと予想される。収益性については、先行投資負担の増加を主因としてROA、ROE、売上高経常利益率ともに前期から若干低下したものの、揃って15%以上の水準をキープしており高い収益性を維持している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《NS》

 提供:フィスコ

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