三菱UFJ、第一生命HDなど堅調、米長期金利が今年初の3.8%台に上昇
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが頑強な値動きをみせるほか、第一生命ホールディングス<8750>など生保株も上値指向にある。ここにきて米国では強い経済指標が相次ぐことを受けて、再びFRBによる金融引き締めが長期化するとの見方が再燃しており、これを背景に米長期金利の上昇傾向が強まっている。そのなか、前日の米10年債利回りは終値ベースで今年初めてとなる3.8%台に上昇、ゴールドマン・サックス<GS>やJPモルガン<JPM>など大手金融株も上昇する銘柄が目立った。東京市場でも米国事業を展開するメガバンクや大手生保にとっては運用環境改善につながる材料として好感されている。一方、国内の長期金利も次期日銀総裁のもとでこれまでの大規模金融緩和策の修正がなされるとの見方が強く、大手金融株には追い風とみられている。
出所:MINKABU PRESS
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