CRGホールディングス---1Qは増収、M&Aや事業提携を推進
CRGホールディングス<7041>は14日、2023年9月期第1四半期(22年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.7%増の56.96億円、営業利益が同10.2%減の1.37億円、経常利益が同2.8%増の1.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.6%増の0.95億円となった。
主力の人材派遣紹介事業における継続的な労働力の提供に加え、業務効率化の支援を行うことを目的に、人材派遣紹介事業にて培ったナレッジを活かした採用支援・BPOなどの各種代行事業や、AI・RPA・OCRなどを活用したITソリューション事業を行った。人手不足という大きな課題を解決するためのトータルサポートを提供した。
また通訳・翻訳サービスのプラットフォーム事業を営むオシエテの株式を取得し、完全子会社化した。さらに、完全子会社であるキャスティングロードにおいては、少子高齢化に伴う構造的な人手不足を受けて、人材派遣紹介サービスを主力とした安定的な労働力の供給に加え、顧客企業の業務効率化サポートにも注力し、SaaS型採用業務効率化・改善サービスである「採用見える化クラウド」についてHRソリューションズと業務提携契約を締結し、OEM提供を開始した。
また、新たに株主優待制度を導入すると発表。対象は3月末、9月末に600株以上を保有する株主で、専用サイトで食品や電化製品、体験ギフトなどの商品と交換できる株主優待ポイントを保有株数に応じて年6,000~80,000ポイントを進呈するとしている。
2023年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.2%増の225.00億円、営業利益が同1.3%増の4.90億円、経常利益が同3.5%増の4.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.2%増の3.20億円とする期初計画を据え置いている。
《NS》
提供:フィスコ