パリミキホールディングス---3Qは増収・経常利益が大幅増、日本事業が大幅増益
パリミキホールディングス<7455>は14日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.0%増の360.13億円、営業利益が7.04億円(前年同期は0.36億円の利益)、経常利益が同172.5%増の8.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が3.49億円(同0.12億円の利益)となった。
日本事業の売上高は前年同期比5.0%増の318.78億円、セグメント利益は同237.6%増の6.95億円となった。主要子会社のパリミキにおいては、売上高、客数、眼鏡数(組数)ともに前年同四半期累計期間の実績を上回り、改善傾向となった。また、不採算店の退店や移転統合を伴う出店、改装など計画的に投資を行っており、1店当たりの売上高の向上と収益性の改善に引き続き取り組んだ。特に注力中の郊外のロッジ型店舗の移転新店は、当第3四半期累計期間に4店舗、当期末までに2店舗を計画しており、これまでのロッジ型店舗の移転新店と同様に売上高、客数ともに大きく伸ばした。
海外事業の売上高は前年同期比24.4%増の43.15億円、セグメント利益は0.08億円(前年同期は1.69億円の損失)となった。コロナウイルスの感染拡大による規制が概ね緩和され改善傾向にあり、特に従来から利益に貢献していた東南アジア地域の法人(シンガポール、タイ、ベトナム)において、順調に利益も回復した。しかし中国法人においては厳しい規制が続いていたため、売上、利益ともに前年を下回り赤字額が増加した。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.0%増の467.50億円、営業利益が7.40億円、経常利益が同526.5%増の11.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が3.80億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ