東京株式（寄り付き）＝売り先行でスタート、目先上昇一服感も

　２８日の東京株式市場は売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比７５円安の２万６７９５円と反落。

　足もと強弱観対立の中も戻り売り圧力が意識される局面となっている。前日は欧州株市場が高安まちまちだったほか、米国株市場でも主要株価指数がいずれも軟調な値動きとなっており、直近戻り足を強めていた東京市場もきょうは主力株中心に上昇一服感がみられる。テクニカル的には２５日移動平均線が日経平均の上値抵抗ラインとして意識されやすい。一方、新たな悪材料が浮上しているわけではなく、押し目には買い向かう動きも想定される。取引時間中は強調展開を続ける中国・上海株の動向に視線が向きやすく、中国を中心にアジア株市場の動きに左右される可能性がある。

出所：MINKABU PRESS