太洋工業がカイ気配で底値圏から急浮上、21年12月期営業利益及び配当増額を好感
太洋工業<6663>がカイ気配スタートで大きく切り返しに転じてきた。フレキシブルプリント基板の試作品メーカーで多品種小ロットの一貫生産に強みを持つ。27日取引終了後、21年12月期業績予想の修正を発表、売上高は期初見通しから減額したものの、好採算案件の受注が増加したことで利益率が改善、営業利益は従来予想の5900万円から1億2100万円(前の期は4億2500万円の赤字)に増額した。また、これに合わせて年間配当も従来計画に2円上乗せの5円(前期実績は3円)とすることも発表、これが株価を強く刺激している。同社株は前日に安値引けで昨年来安値を更新していたが、それだけに目先リバウンド余地の大きさに着目した買いを呼び込む格好となっている。
出所:MINKABU PRESS
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