<動意株・31日>(大引け)=日電波、宮越HD、Jテック・Cなど
日本電波工業<6779>=踏み上げ相場の様相。大幅高で5連騰、900円台に乗せた。同社は水晶振動子や水晶発振器などの小型化技術を得意とする水晶製品専業メーカーで、その商品開発力の高さに視線が集まっている。今月25日には従来比10倍の耐振動性能を有する低加速度感度の水晶振動子を開発し、サンプル出荷を開始したことを発表している。これを材料視する買いを呼びこんだが、「株式需給面では外資系経由で同社株の空売り残高の急増が確認されており、その買い戻し圧力も株価の押し上げ要因となっている」(中堅証券ストラテジスト)とみられている。
宮越ホールディングス<6620>=大幅高、5日線を絡め上値指向。中国深センで進めているプロジェクト「ワールドイノベーションセンター(仮称)」において、同社が開発申請書の提出決議に至るなど進展をみせていることを背景に、同プロジェクトに絡む同社の中期的な業績拡大への期待が株高を後押ししているもようだ。株式需給面では信用買い残がここ増勢基調にあるが、出来高流動性が高く、直近開示された130万株強の買い残はそれほど気にならない水準。テクニカル的にも株価は日足一目均衡表の前方にある厚い雲をかわし青空圏浮上の動きをみせており、個人投資家の追随買いを誘っている。
ジェイテックコーポレーション<3446>=底値離脱鮮明。研究・実験施設向けに高精度X線集光ミラーや自動細胞培養装置などの理化学機器の製造を手掛けており、独自の商品技術を武器にグローバル・ニッチトップ企業として再評価機運が高まっている。業績面では21年6月期は底入れ局面で利益水準としてはまだ低いが、22年6月期は中国に経営資源を集中させたX線ミラーの事業拡大をバネに利益も大きく回復する見通しで、これがトレンド転換の思惑につながっている。信用買い残も少なく、株式需給面からも上値が軽い。
アドバンテッジリスクマネジメント<8769>=大幅高で年初来高値更新。同社は28日取引終了後に、3カ年の中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる24年3月期の連結営業利益目標を16億~22億円(21年3月期実績は7億2600万円)としていることが好感されているようだ。連結売上高目標は90億~110億円(同54億5200万円)。全社重点テーマとして「DXプラットフォームの展開」「BtoBtoE領域への進出」「資本提携・オープンイノベーションの加速」「人財育成強化・健康経営推進」「ITケイパビリティの強化」を掲げている。
ニチリョク<7578>=ストップ高。同社はきょう、大和証券グループ本社<8601>傘下の大和証券と顧客紹介に関して業務提携したと発表しており、これが材料視されているようだ。業務提携は、大和証券が墓地や仏壇の購入、葬儀の施行など墓地関連サービスを希望する顧客を同社に紹介し、紹介料を受け取るほか、同社は墓地希望者に料金割引などの特典をつけて墓地関連サービスを提供するといった内容。この提携によって同社は大和証券から紹介を受けたサービス提供を希望する顧客に対してアプローチすることが可能になり、営業力の強化が図れるとしている。
サイバーセキュリティクラウド<4493>=ストップ高、底値圏離脱に向け動兆。同社は人工知能(AI)を活用したサイバーセキュリティーサービスを手掛けており、買収による業容拡大効果なども背景に収益拡大に拍車がかかっている。前週末28日取引終了後、米国でWAF(Webアプリケーション保護)の自動運用サービス「WafCharm AWS版」β版の提供を開始したことを発表、これが株価の刺激材料となっている。米国ではサイバー攻撃が頻発化するなか、セキュリティー分野への関心が高く、20年の米国のサイバーセキュリティー市場は約6.7兆円規模に達した。そのなかAWSはクラウド市場で世界シェア約48%を有しており、「WafCharm AWS版」を提供するサイバーセキにとっても大きなビジネスチャンスとなっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
宮越ホールディングス<6620>=大幅高、5日線を絡め上値指向。中国深センで進めているプロジェクト「ワールドイノベーションセンター(仮称)」において、同社が開発申請書の提出決議に至るなど進展をみせていることを背景に、同プロジェクトに絡む同社の中期的な業績拡大への期待が株高を後押ししているもようだ。株式需給面では信用買い残がここ増勢基調にあるが、出来高流動性が高く、直近開示された130万株強の買い残はそれほど気にならない水準。テクニカル的にも株価は日足一目均衡表の前方にある厚い雲をかわし青空圏浮上の動きをみせており、個人投資家の追随買いを誘っている。
ジェイテックコーポレーション<3446>=底値離脱鮮明。研究・実験施設向けに高精度X線集光ミラーや自動細胞培養装置などの理化学機器の製造を手掛けており、独自の商品技術を武器にグローバル・ニッチトップ企業として再評価機運が高まっている。業績面では21年6月期は底入れ局面で利益水準としてはまだ低いが、22年6月期は中国に経営資源を集中させたX線ミラーの事業拡大をバネに利益も大きく回復する見通しで、これがトレンド転換の思惑につながっている。信用買い残も少なく、株式需給面からも上値が軽い。
アドバンテッジリスクマネジメント<8769>=大幅高で年初来高値更新。同社は28日取引終了後に、3カ年の中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる24年3月期の連結営業利益目標を16億~22億円(21年3月期実績は7億2600万円)としていることが好感されているようだ。連結売上高目標は90億~110億円(同54億5200万円)。全社重点テーマとして「DXプラットフォームの展開」「BtoBtoE領域への進出」「資本提携・オープンイノベーションの加速」「人財育成強化・健康経営推進」「ITケイパビリティの強化」を掲げている。
ニチリョク<7578>=ストップ高。同社はきょう、大和証券グループ本社<8601>傘下の大和証券と顧客紹介に関して業務提携したと発表しており、これが材料視されているようだ。業務提携は、大和証券が墓地や仏壇の購入、葬儀の施行など墓地関連サービスを希望する顧客を同社に紹介し、紹介料を受け取るほか、同社は墓地希望者に料金割引などの特典をつけて墓地関連サービスを提供するといった内容。この提携によって同社は大和証券から紹介を受けたサービス提供を希望する顧客に対してアプローチすることが可能になり、営業力の強化が図れるとしている。
サイバーセキュリティクラウド<4493>=ストップ高、底値圏離脱に向け動兆。同社は人工知能(AI)を活用したサイバーセキュリティーサービスを手掛けており、買収による業容拡大効果なども背景に収益拡大に拍車がかかっている。前週末28日取引終了後、米国でWAF(Webアプリケーション保護)の自動運用サービス「WafCharm AWS版」β版の提供を開始したことを発表、これが株価の刺激材料となっている。米国ではサイバー攻撃が頻発化するなか、セキュリティー分野への関心が高く、20年の米国のサイバーセキュリティー市場は約6.7兆円規模に達した。そのなかAWSはクラウド市場で世界シェア約48%を有しており、「WafCharm AWS版」を提供するサイバーセキにとっても大きなビジネスチャンスとなっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS