HANATOURが急騰、自然災害被害による下方修正も材料出尽くしで自社株買いもタイムリー
HANATOUR JAPAN<6561>が急騰、一時373円高と値幅制限上限近くまで値を飛ばした。14日取引終了後に18年12月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を94億4100万円から78億8000万円(前期比0.6%減)へ、営業利益を21億4600万円から8億6900万円(同50.5%減)へ、最終利益を14億3000万円から5億4700万円(同57.2%減)へ大きく下方修正した。同社はインバウンド専門の旅行会社だが、6月の大阪北部地震や7月以降に頻発した台風、9月の北海道胆振東部地震と相次ぐ自然災害の発生が収益押し下げ要因となった、しかし、業績の減額修正は事前に株価に織り込まれており、貸株調達による空売りなども入っていたとみられ、決算発表を契機に悪材料出尽くしの買い戻しなどが株価を押し上げる格好となった。同日に発行済株式数1.00%に相当する11万株、2億5300万円を上限とする自社株買いを発表、これもタイムリーに株価を刺激した。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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