USEN-NEXT HOLDINGS---2Qも営業利益が3桁増、主軸事業の店舗サービス事業が好調
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は9日、2018年8月期第2四半期(2018年1-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比60.9%増の730.87億円、営業利益が同130.6%増の52.00億円、経常利益が44.71億円(前年同期は3.45億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益が25.95億円(同17.80億円の損失)となった。
店舗サービス事業は、大幅な増収増益となった。店舗向けIoT商材の販売を積極的に進めている。また、Q&Aサイトを運営するオウケイウェイヴ<3808>と共同で開業・起業や開業後の経営の悩みをワンストップで解決するコミュニティーサイトを開設した。
通信事業は、増収増益となった。小規模事業者向けブロードバンドインターネット回線の販売代理や、オフィスに対するICT環境構築に向けた各種サービスのワンストップ提供を中心に堅調に推移した。
業務用システム事業は、増収増益となった。ホテル管理システム等新商品の市場投入や提案型営業を強化し、市場浸透率の向上とシェアの拡大に取り組んだ。また、簡易宿泊所市場へ参入し、従来手動で管理していた客室に関する情報を一元管理できる宿泊管理システムをリリースした。
コンテンツ配信事業は、増収減益となった。顧客獲得に向けた販促費の積極投下により映像配信サービスの契約者数は前年同期比で42%の増加。コンテンツ拡充においては、アメリカ地上波3大チャンネルの1つであるCBS Studios Internationalとの長期包括的ライセンス契約の締結やロシアで開催したサッカーワールドカップの見逃し配信等を行いラインナップ充実によるユーザー満足度向上に取り組む。
エネルギー事業は、大幅な増収となった。高圧および低圧電力を中心に販売しており事業開始以来契約者数は順調に増加、積極的な拡販体制を維持し早期黒字化を目指す。
メディア事業は、大幅な増収増益となった。同社運営のグルメ情報サイトと関連する書籍の出版など競合との差別化策を推進、メディア連携による集客の最大化、積極的なサービス向上を推進した。
2018年8月期通期の連結業績は、同日に期首予想からの修正を発表、売上高が前回予想比1.9%減の1,060億円、営業利益が同9.15%増の60億円、経常利益が同11.1%増の50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同41.2%増の24億円としている。売上高は、エネルギー事業の売上が大きく伸長し順調に進捗しているものの期初予想には若干及ばない見通しであることから若干の下方修正となったが、利益面では、各主要事業における業績が順調に推移しており上方修正となった。なお、今期から事業年度を9月1日から8月31日までの1年間に変更したため今期は1月から8月までの8カ月の変則決算となる。
《SF》
提供:フィスコ