オークファン---1Q売上高は74.6%増と大幅伸長、子会社の成長とグループ間シナジーの取り組みで通期も増収増益へ
オークファン<3674>が14日、2017年9月期第1四半期(16年10-12月)決算を発表。売上高が前年同期比74.6%増の9.19億円、営業利益が同23.7%減の0.80億円、経常利益が同32.2%増の1.61億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同57.1%減の0.67億円だった。ただし、前第1四半期は、リバリュー、スマートソーシング、デジファンが連結されていないことや、2016年11月11日付けで過年度決算訂正を公表しており、前第1四半期は、売上高が0.13億円、営業利益が0.20億円、経常利益が0.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.13億円訂正し、増加していた。
セグメント別では、メディア分野においては、オークファンプレミアムなどの会員向け有料サービスに加え、オークション教育・個別サポートサービス「オークファンスクール」などの周辺サービスが伸長した。マーケットプレイス分野においては、中国・東南アジアなど海外取引を含む新規の取引先拡大等に注力。ソリューション分野においては、大阪拠点の開設等、複数のEマーケットプレイスへの同時出品・在庫連動等が可能なASPサービス「タテンポガイドNEXT」の販売促進活動を強化したことが、コスト増加の要因となった。
同社は、16年に取得したリバリュー、スマートソーシング、デジファンの継続的な成長と同社グループ間での事業シナジーの拡大に取り組んでおり、加えて、マーケットプレイス、ソリューションでは更なる拡大のために、大阪拠点の新設や海外輸出のための先行投資も実施している。
2017年9月期通期については、売上高が前年比40.0%増の38.15億円、営業利益が同29.4%増の4.15億円、経常利益が同39.0%増の4.61億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.0%増の3.21億円と、増収増益を見込む。
《TN》
提供:フィスコ