RIZAP?G---ファミリーマート及び伊藤忠と業務提携、ヘルスケアやライフスタイル領域全般で協業開始
RIZAPグループ<2928>は14日、ファミリーマート(ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>)及び伊藤忠商事<8001>と、食品開発・販売を含むヘルスケア及びライフスタイル領域全般において業務提携を締結し、協業を開始することを発表。
本アライアンスの第1弾として、11月中を目処にRIZAP監修の低糖質食品などを全国のファミリーマート・サークルK・サンクス約18,000店舗で販売することを予定している。
RIZAPは短期間でボディメイクを実現するトレーニングのみならず物販も非常に好調であるが、販路という意味ではこれまで会員に限定されていた。しかし、今回の取り組みにより一般消費者がファミリーマートの全国店舗網でRIZAP監修の商品を手軽に購入することが可能となることから、新たな収益源としての期待が大きそうだ。
また、RIZAPはテレビCMを始めとする広告戦略に定評があるが、コンビニという身近な場所でRIZAPのロゴがついた商品が複数陳列することで潜在顧客へアプローチする副次効果も期待される。
今後は、RIZAPのボディメイクに関するノウハウや健康分野におけるブランド力、ファミリーマートの国内外の店舗ネットワークや商品開発力、伊藤忠商事の国内外のライフスタイル領域の情報・ネットワークといった三社の強みを活かした協業を展開していく。
まずは高い認知度を誇るRIZAPブランドの訴求力を武器に食品販売を行うことが決定しているが、将来的にはアパレル関連商材や雑貨、出版領域など、ヘルスケア及びライフスタイル領域全般において、新商品・サービスの開発を進めていく方針。
同社は7月1日にRIZAPグループへと社名を変更した際に、「RIZAPを中心とした成長の加速」、「事業提携戦略の強化」といったグループビジョンを掲げている。
以前からRIZAPのブランド力を活かしたビッグネームとの提携が相次いでいるが、本アライアンスにおいてはRIZAPを皮切りにグループ全体の事業領域へと広がりを見せていく点に注目すべきだろう。
同社業績は、第1四半期決算では四半期ベースの売上高・営業利益で過去最高を更新しており、その後も引き続き好調に推移している模様。上期業績予想の大幅な上方修正を発表しており、11月に発表予定の中間決算にも期待が集まっている。
《SF》
提供:フィスコ