トヨタ自動車<
7203>、富士重工業<
7270>などに買い戻しが入り、いずれも4%を超える上昇をみせた。ここ為替の円高基調に警戒が強まっており、前日は1ドル=107円台まで円高が進行したことで、輸出採算悪化懸念を背景に下値模索を余儀なくされていた。きょうは一転、ドル買い円売りの動きが加速し1ドル=109円台まで円安方向に押し戻される展開となっており、これに連動するかたちで株価も切り返しに転じている。
トヨタは為替感応度が特に高く、対ドルで1円動くと営業利益ベースで年間400億円の影響が出るだけに、為替動向には神経質な動きとなりやすい。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)