ホロンがストップ高カイ気配、８年半ぶり高値圏に突入

　ホロン<7748>が急反騰、３００円高の１５２０円と値幅制限上限で張り付いている。同社株は１０月に青色ＬＥＤ関連として急動意したが、これは１２月大相場の前哨戦に過ぎなかったといわしめるほどの物色人気を博している。電子ビームをコントロールする技術を中核として半導体製造工程で使用されるマスクやウエハーが正確に設計されているかを検査・測定する装置を展開するが、同社の検査装置はｉＰｈｏｎｅ６に搭載されている「Ａ８プロセッサー」のマスク検査に使用されていることが注目されている。
　また、高技術力をベースにナノテク分野でも実績を積み重ねている。新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）のイノベーション実用化ベンチャー支援事業において、同社研究開発事業が採択されており、補助金案件のオープン型電子顕微鏡は１５年度に投入する方向だ。株式分割考慮で時価は０６年７月以来８年半ぶりの高値圏に到達しているが、上場時の０５年２月には７２１０円の高値実績があり天井の高さも投機筋の食指を動かしている。

ホロンの株価は１０時２９分現在１５２０円（△３００円）カイ気配


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）