エムティジェネックス---森トラスト傘下、リニューアル事業が堅調

エムティジェネックス<9820>は森トラストグループの傘下で、森トラストが保有するオフィスビルや住宅の内装工事を請負う「リニューアル事業」や「住宅・ビル管理事業」「駐車場運営管理事業」などを主力事業として展開している。その他に、自動販売機設置事業や保険代理事業なども手がけている。安定した収益基盤を持ち、景気動向に左右されにくい企業体質。

2015年3月期の連結決算では、売上高で前年同期比0.5％増の21.23億円、営業利益で同1.4％減の2.98億円、経常利益で同1.6％減の3.13億円、当期純利益で同0.1％増の1.85億円となり、期初計画を上回って着地した。リニューアル事業は、オフィスビルの内装工事や照明のLED化工事の受注が寄与し増収増益に。住宅・ビル管理事業も住宅管理業務で減収となったものの、住宅管理コストの低減や自動販売機設置業務の拡大により営業増益となった。

16年3月通期の業績予想については、売上高で前期比3.6％増の22.00億円、営業利益で同11.2％減の2.65億円、経常利益で同12.4％減の2.75億円、当期純利益で同8.4％減の1.70億円と見込んでいる。第1四半期も業績は好調に推移している模様。

《SF》

　提供：フィスコ