海運株が業種別値上がり率上位、世界景気減速懸念の後退とバルチック指数回復トレンドで
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が軒並み上昇、業種別騰落率で値上がり率上位にランキングされている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が前週末に小幅ながら上昇し1200台を回復している。前週末の米雇用統計で米経済の強さが改めて確認されたほか、トランプ米大統領の打ち出す輸入制限が世界経済に与える影響が限定的との見方から、世界の物流ニーズを反映する海運市況の先行きに対しても悲観的な見方が後退している。海運株は底値模索の動きにあったが、目先底値感からリバウンド狙いの買いを誘発している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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