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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8739 スパークス・グループ

東証P
1,875円
前日比
-75
-3.85%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.53 3.52 10.04
時価総額 786億円
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【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739>---2018年3月期決算(3/3)


このコンテンツは、スパークス・グループ<8739>の2018年3月期の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。3本に分けたコンテンツの3本目です。

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進行役:
では続いて日本株式の投資戦略です。残高を見ていただきますと、ロング・ショート・長期厳選・中小型と、大きく残高を伸ばしています。1~3月期、振り返りましてもロング・ショートでも第3者機関から表彰されましたし、4月に入りましてから、長期厳選投資戦略でも表彰されたりしていて、非常に明るいニュースが多い中で、1~3月でひとつ思い出されますのは、やはり帝国繊維への株主提案が通らなかったという件ですが、この件について聞かせください。

CEO阿部:
スパークスがやっている投資というのは、良い経営者、良い会社に出来るだけ長く(投資をするということですが)、良い経営者、良い会社とうのはあまりたくさんありませんから、本当にそういう会社を見つけた時には、できるだけそういう会社に大きな投資をする。これはバフェットが言っていることなのですが、バフェット的に大きな投資をしていくということをやってきて、それが市場に評価されて、パフォーマンスが長期にわたって圧倒的に良いということなのです。ずっと良い商品を出し続けているのには、理由があるのです。みんなが、これをやろうということを信じてやっているということです。そういう中で経営者を見ていく、もしくは、企業の効率的な経営ということをどういうふうにやっていくべきかということを株主として、考えていくということが習慣として会社の中にあります。
そういう中で、出てきたのが帝国繊維という会社です。非常に立派な会社で、非常に収益性が高く、今時代に要請される商品・サービスを行っているのですが、バランスシート上、極めてその経営が非効率でした。配当を十分に出していきましょう、30円から90円へと、これは90円出しても財務的な安定性が全く変わらないのです。つまり、いつも30円と90円の差額60円がどんどん現金で溜まってくという仕組みになっているのです。もう現金は十分にあるから、それは、当面使わないでやろう、ということで、株主に配当として出したらどうですかと(提案しました)。それから、これも当たり前のことなのですが、今役員の任期が2年なのですが、それを普通の会社と同じように1年にされたらどうですか、という2つの提案です。
私どもは6%の株を保有しているのですが、この賛成率が20%を超えたのです。つまり、私どもの6%を超えて、10数%から20%の他の株主さんも、私どもの意見に賛成をしてくれました。これは非常に大きなことだと思いました。つまり、真っ当なこと、合理的なことを言ったら、やはり、みんなおかしいなと思っているということに改めて気づいたということ。
それから、これは間違いなく、経営をされている経営者の皆さんにも、メッセージとして届いているなと、こういう活動を通じて、日本の市場資本主義といいますか、市場における効率性を促すことを株主としてしっかり担っていきたいなという意味で、私としては非常に大きな一歩だったと思っています。
これからも当社も含めて、続けていきたいなと思っているストラテジーです。これはものすごく潜在的に、スパークスの代表的な戦略に成長しいきたいし、していくと思っています。

進行役:
では最後に、未来創生ファンドの投資ビジネスについて見ていきます。
未来創生ファンドは3月末時点で投資先が48件、233億円の投資実行が行われています。
次が見えてきたというのが今期ですね。

CEO阿部:
これは目標に到達できるのではないかなという風に思い、努力していきたいです。やはり一番は、圧倒的な結果を出しつつあることが、既存の投資家の皆さんにもご理解いただいていますし、新しいベンチャーファンドの形として、スパークスの代表的なストラテジーになると思います。やはりいつも時代を半歩だけ先にいって、一生懸命その道を切り開いてきたというのが、今のスパークスの歴史です。これが半歩先に行くスパークスの新たな歴史を作っていくということで、株主の皆さんもぜひお伝えしたいと思っています。

進行役:
以上この時間はスパークスの通期決算と今期の展望につきまして、代表取締役CEOの阿部とともにお伝えしてきました。どうもありがとうございました。

CEO阿部:
どうもありがとうございました。


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《FA》

 提供:フィスコ

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