稲畑産業---合成樹脂事業の好調と円安の影響により増収、グローバル展開をさらに強化
稲畑産業<8098>は複合型の専門商社。液晶パネル部材から住宅建材、食品まで広範囲な商材を取り扱う。事業セグメントは情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂、住環境。
グローバル展開では、アジアを中心に経営資源を投入するとともに、アジア以外の新興国でインド、メキシコ、ブラジルなどに注力。ミャンマーやトルコなどでも市場開拓を進める。
2015年3月期第3四半期累計(2014年4-12月)の連結業績は、売上高で前年同期比0.5%増の4,259.24億円、営業利益で同2.0%減の80.95億円、経常利益で同9.4%増の108.82億円、四半期純利益で同10.3%増の77.30億円となった。合成樹脂が自動車分野、OA分野共に販売好調で売上高の伸びをけん引した。販管費の増加により営業減益となったが、受取配当金の増加、投資有価証券売却益の発生等によって経常利益、四半期純利益が増加した。
2015年3月通期の業績予想は、売上高で前期比1.6%増の5,700.00億円、営業利益で同4.0%減の105.00億円、経常利益で0.4%増の125.00億円、当期純利益で同5.4%減の82.00億円となっている。
《AK》
提供:フィスコ