ウイルコＨＤが大幅続落、増収増益も買い材料視されず

　ウイルコホールディングス<7831>が大幅続落。増収増益決算となったものの買い材料視されず、売り気配からのスタート。現在は本日の安値圏で推移している。

　同社は前週末引け後、１５年１０月期連結決算を発表、売上高はその前の期と比べ６．７％増の１４８億１６００万円に、営業利益は同５．３倍の２億９４００万円になった。

　１６年１０月期に対しては、インライン加工技術を用い大ロット製造していた独自のシールブックやポップアップなどに加え、小ロット対応を可能にすることにより、新規クライアントの獲得や新市場の開拓を図り売上拡大を目指すほか、地域密着力を武器に、紙メディア、ＩＴメディア、イベントなどのプロモーションなど多角的な企画提案をすることにより、新規顧客拡大、既存顧客の囲い込みを行い、利益の確保を図る方針。

　１６年１０月期の連結営業利益は、前期比３５．８％増となる４億円を計画している。
《ＭＫ》

株探ニュース