プラッツが大幅３日続落、第３四半期最終赤字転落を嫌気

　プラッツ<7813>が大幅３日続落。前週末６日の取引終了後、第３四半期累計（１５年７月～１６年３月）連結決算を発表しており、売上高３２億１７００万円（前年同期比９．７％減）、営業利益１３００万円（同９４．２％減）、最終損益３００万円の赤字（前年同期５億２６００万円の黒字）と最終赤字に転落したことが嫌気されている。

　介護報酬の減額改定の影響で特別養護老人ホームの収益性が悪化したことなどを受けて、介護用電動ベッドの販売台数が前年同期比１．９％減の３万台にとどまったことが響いた。また、為替差損７７００万円（前年同期５億７４００万円の為替差益）を計上したことも最終損益の悪化につながったという。
　なお、１６年６月期通期業績予想は売上高４８億５０００万円（前期比０．７％増）、営業利益９５００万円（同４２．３％減）、最終利益１億５０００万円（同７１．３％減）の従来予想を据え置いている。

　同時に、株主優待制度の新設を発表したが、これを評価する動きは限定的のようだ。６月期末時点で１００株以上５００株未満を１年未満保有でクオカード５００円分、１年以上保有で同１０００円分を贈呈。５００株以上を１年未満保有で同１５００円分、１年以上で同３０００円分を贈呈するとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）