岩崎電気---ミネベアとの資本業務提携

岩崎電気<6924>は29日、ミネベア<6479>との間で業務提携を実施し、第三者割当による自己株式の処分による資本提携を実施すると発表。

同社グループは全社重点事業戦略として「付加価値を追及したLED照明事業の拡大」「光・環境事業における新規分野への展開」「海外重点地域への戦略的商品投入による事業の推進」の３項目を掲げて事業を展開してきた。同社の主力である道路照明事業においては、次世代の付加価値型の商品開発に向けて、2014年からミネベアとの協業で無線機能付きLED照明器具の開発をしてきた。2015年には両社で共同開発した無線機能付き高効率LED道路灯・街路灯のカンボジアへの納入を進めている。

本業務提携により、同社が保有する道路照明の器具開発技術・照明設計技術と、ミネベアが保有する光学技術・回路技術及び海外製造ノウハウを、これまで以上に密接に相互連携させることで、付加価値の高い次世代製品及びサービスの開発、コスト競争力のある価格の実現を図る考え。スマートシティなどIoTに対応した次世代道路照明器具の開発、同社が保有する日本全国の販売体制とミネベアの保有する東南アジアを中心とした営業ネットワークによる製品の広範囲な提供を可能にしていくとしている。

また、同社がミネベアに対して、同社の自己株式3百万株を割り当て、ミネベアがこれを取得する資本提携を行う。

《TN》

　提供：フィスコ