多摩川ＨＤが続伸、子会社が神奈川県立産業技術総合研究所公募の事業化促進研究に採択

　多摩川ホールディングス<6838>が続伸。１８日の取引終了後、神奈川県立産業技術総合研究所が公募した事業化促進研究に、連結子会社多摩川電子の「次世代電磁環境適合性（ＥＭＣ）試験に適用可能な光伝送システムの開発」が採択されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　同研究は、青山学院大学の電磁波評価技術と神奈川県立産業技術総合研究所のＥＭＣ試験技術を利用し、次世代ＥＭＣ試験に適用可能なＲｏＦ（光無線）システムの改良研究を行うというもの。ＥＭＣとは、電子機器から発する電磁波が他の電子機器に影響を与えず、また他の電子機器からの電磁波によって誤動作しない「電磁耐性」のことで、多摩川電子ではコネクティッドカーや自動運転技術、ワイヤレス充電などの安全性を確保するためには高精度なＥＭＣ計測が今後重要になるとして計測手法の構築や性能向上に取り組んでいるとしている。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）