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6694 ズーム

東証S
1,010円
前日比
-1
-0.10%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.9 0.66 3.07
時価総額 46.4億円

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個人投資家わらしべ:ズームはハンディーレコーダーの新製品発売に注目【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家わらしべ氏(ブログ「テンバガーへGO!わらしべのブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年11月29日22時に執筆


フィスコソーシャルレポーターのわらしべです。

【クリスマス商戦前の新製品の発売は業績へのインパクトが大きい】

いよいよ12月入り、12月は「クリスマス商戦」と言われるほど消費が旺盛になりますね。各企業はクリスマス商戦に備えた「新製品」を市場に送り出しています。
そこで、最近主力商品の「新製品」を発売した銘柄としてズーム<6694>に注目してみたいと思います。

ズーム<6694>JASDAQスタンダード


【「音」と「音楽」に特化した事業展開】

ハンディレコーダー、ハンディビデオレコーダー、コンパクトエフェクター、オーディオインターフェース、マルチトラック・レコーダー、エレクトロニックダンスミュージックなどの製品をグローバルに展開しています。


【「ファブレス」型のビジネスモデル】

自社では生産拠点(工場)を持たない「ファブレス」企業で、経営資源を開発に集約しています。こうした事業展開は固定比率の軽減につながっており同社の強みとなっています。


【ハンディーレコーダーの新製品「H1n」を発売】

同社は2017年11月24日にIRニュースとして「新製品H1n発売」を発表しています。

「『H1n』は現行モデル『H1』の後継モデルにあたり、『H1』は当社グループの売上の半分以上を占める主力カテゴリー『ハンディオーディオレコーダー』の中でも最大の販売台数を記録し、平成22年8月の出荷開始以降、現在まで累計で約100万台販売した当社のベストセラーモデルです。『H1n』は、誰でも手軽に扱えるシンプルな操作で、楽器演奏やライブコンサートはもちろん、自然音の生録や、一眼レフカメラ(DSLR)の外部音声レコーダーとしても利用でき、臨場感に優れた立体的なステレオ音像を収録することが可能です。加えて、新たに設定メニューの日本語表示に対応し、オーバーダビング(重ね録り)も可能となりました。また、入力レベルはオートレベル機能による自動調節のほか、専用ノブで素早く直感的に調節できるようになりました。なお、パソコンおよびiOSデバイス対応の高音質なUSBマイクとしても利用可能です。」と発表されています。


【ハンディーレコーダーは同社売上の52%を占める主力商品、新製品「H1n」は100万台を売り上げたベストセラーの改良版として業績拡大への期待は大きい】

同社の売り上げ構成に占める「ハンディーレコーダー(HAR)」の割合は「52%」と全体の売上の半分以上であり、「ハンディーレコーダー」の内、平成22年8月の出荷開始以降、現在まで累計で約100万台販売したベストセラーモデル「H1」の改良版が今回発売となる「H1n」の位置づけとなっています。


【新製品「H1n」は今期「クリスマス商戦」そして来期業績への「フル寄与」を期待】

旧機種である「H1」は発売以来約7年間で約100万台販売したと発表されていることから、100万台を7年で割ると1年あたりの売上平均台数は「14.28万台」であったものと試算できます。

今回発売の「H1n」の売価は「オープン価格」とされていますが通販サイトに出ている1例によれば「12,500円(税抜)」で売り出されています。

12,500円×14.28万台(旧機種「H1」の年平均販売台数)→年間売上予想は17.85憶円と試算出来ると思います。

しかし、一般的には新製品は発売当初が最も新製品効果が大きく売上は伸びると考えられることから、新製品発売初年度の売上比率は高まるものと考えられます。また、「H1n」は11月下旬の発売とされていることから12月決算である同社の今期第4四半期売上「クリスマス商戦」にも貢献する可能性は大きいと思われます。

「クリスマス商戦」にはうってつけの「新商品」と言える存在ですね。

また、来期2018年12月期の売上には「フル寄与」となることから、来期業績の上乗せ要因にもなるものと考えられるでしょう。


【株価は上場来高値を更新、新製品「H1n」の発売による業績伸長への期待を織りこむ展開へ】

新製品「H1n」の発売が11月24日発表されたことから足元の株価は好調に推移、11月29日には3,400円の上場来高値をマーク、現在3,000円を挟む動きとなっています。
新製品「H1n」の発売によって、今期業績ならびに来期業績伸長への期待は高まったと考えられます。


【予想配当33円、自己資本比率68.5%と財務健全性は高くNISAでの長期保有にも適す】

H29年12月期の会社予想配当は33円、財務内容は自己資本比率68.5%、利益剰余金38.4億、有利子負債6.7億(H27.6月)と財務健全性は高く、今期業績ならびに来期以降の成長が期待できることからNISAでの長期保有にも適す銘柄と思います。

(株価2940円:2017年11月30日終値)

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執筆者名:わらしべ
ブログ名:テンバガーへGO!わらしべのブログ

《SK》

 提供:フィスコ

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