三相電機---各種小型ポンプやモータを製造、販売価格の見直しや部品加工の内製化を推進

三相電機<6518>は各種小型ポンプおよびモータの製造を手掛けている。モータとポンプにおける技術力、カスタム性が強み。プレミアム効率モータの拡販やプレミアム効率モータを採用したポンプの量産を実施しているほか、販売価格の見直しや部品加工の内製化などを進めることで収益改善を図っている。そのほか、環境にやさしい省エネ、低騒音の製品開発のほか、ポンプの応用技術を用いたシステム商品の開発を推進している。

足元の業績では、17年3月期第2四半期（16年4-9月）の売上高が前年同期比3.4％増の67.82億円、営業利益が同28.1％増の3.62億円、経常利益が同23.6％増の4.05億円、四半期純利益が同124.5％増の4.81億円だった。販売価格の見直しや生産性の向上、原価低減効果などが寄与し、利益面は計画を上回っている。

17年3月期通期については、売上高が前期比6.9％増の143.00億円、営業利益が同10.2％増の5.80億円、経常利益が同6.0％増の6.50億円、当期純利益が同9.5％減の6.00億円とする8月5日に修正した業績予想を据え置いている。

《TN》

　提供：フィスコ