イード---2018年6月期は再成長路線に入り、2ケタ増益を予想

イード<6038>は10日、2017年6月期の連結決算を発表。売上高で前期比2.9％減の43.99億円、営業利益で同71.5％減の0.87億円、経常利益で同69.7％減の0.90億円、親会社株主に帰属する当期純損失4.37億円（前期は1.43億円の利益）となった。

売上高において、コンテンツマーケティングプラットフォーム事業（CMP事業）のWebメディアのPV数が依然として低調傾向にあることから、全体として前期を下回った。
営業利益は、CMP事業のセールスミックスの変更に伴う費用が増加したこと、固定資産の整理により除却損を減価償却費として計上したことが影響した。また、子会社の絵本ナビののれん、固定資産の減損損失を特別損失に計上。繰延税金資産の一部を取り崩すこととした影響で当期純利益も減少した。

2018年6月通期の業績予想は、売上高で前期比0.0％増の44.01億円、営業利益で同26.1％増の1.10億円、経常利益で同22.0％増の1.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益0.50億円と、売上高は前期並みだが、2ケタ増益を見込んでいる。同社では、同日に今期方針を発表し、再成長路線に入ると予想している。

《TN》

　提供：フィスコ