住友金属鉱山<
5713>が続伸。今月半ばを境に一気に買い優勢の流れとなり、3月中旬、4月下旬、8月中旬の戻り高値をことごとくクリア、上値指向の強さを反映している。ここニッケル市況の上昇が顕著となっており、ニッケル価格の値上がりが収益にメリットを及ぼす同社株にポジティブに働いている。ニッケル鉱石の生産で世界屈指のフィリピンでは環境保護重視の姿勢をみせる新政権が、環境基準を満たしていない鉱山の操業を停止させていることで需給がタイト化し、市況の先高期待につながった。同様の観点でフェロニッケル最大手の大平洋金属<
5541>も動意含みの展開となっている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)