＜後場の注目銘柄＞＝日コンクリ、東京外環道路向け需要本格化

　日本コンクリート工業<5269>は２月１２日に１５年３月期の連結営業利益を２０億円から１５億円（前期比１９．２％減）へ下方修正した。ただ、来期の１６年３月期は、東京外環道路向け需要取り込みなどにより業績回復が期待できそうだ。

　東京外環道路向けＲＣ（鉄筋コンクリート）セグメントの今年夏ごろからの本格的な生産開始と建設用パイルなど基礎事業の安定、特注品を含めたポールの販売回復が見込めることが主な背景。また、足もとで電力会社向けポールや、携帯電話基地局向けアンテナ柱に回復の兆しが出ている。

　株価は、昨年急騰した８月の上昇前の水準を割り込み４７０円程度まで低下しており、値ごろ感が浮上している。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）