ＭＯＲＥＳＣＯが大幅反落、販管費膨らみ第３四半期は営業減益で着地

　ＭＯＲＥＳＣＯ<5018>が大幅反落。１５日の取引終了後に発表した第３四半期累計（１７年３～１１月）連結決算が、売上高２０７億９７００万円（前年同期比４．９％増）、営業利益１７億２８００万円（同２．４％減）、純利益１１億５８００万円（同１．３％減）と減益だったことが嫌気されている。

　ハードディスク表面潤滑剤は落ち込んだものの、特殊潤滑油は自動車向けのダイカスト用油剤、切削油剤および難燃性作動液などが好調に推移し売上高は増収を確保した。ただ、減価償却費やシステム関連費用など販管費が膨らんだことで、減益を余儀なくされた。

　なお、１８年２月期通期業績予想は、売上高２８７億円（前期比７．６％増）、営業利益２６億円（同９．５％増）、純利益１８億５０００万円（同１５．６％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）