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4571 NANO MRNA

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ナノキャリア---3Q主要パイプラインの開発推進、新規パイプラインの探索、提携先の開拓などに積極的に取り組む


ナノキャリア<4571>は14日、2018年3月期第3四半期(2017年4-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比3.6%減の1.38億円、営業損失が46.96億円(前年同期は19.32億円の損失)、経常損失が46.51億円(同17.53億円の損失)、四半期純損失が46.31億円(同17.56億円の損失)となった。

同社は、主要パイプラインの開発推進、新規パイプラインの探索、提携先の開拓などに積極的に取り組んでいる。主なパイプラインの進捗状況として、シスプラチンミセル(NC-6004)は、自社開発製品第一号として自社及びライセンス先との共同開発によりグローバルに開発を推進している。欧米で実施中の第II相試験は、3つの適応症を対象に進んでいるが、胆道がんを対象とした患者登録が終了している。本対象疾患に対しては、米国FDAよりオーファンドラッグ指定を受けている。遺伝子治療薬「VB-111」は、日本国内における脳腫瘍をターゲットとした臨床試験の開始に向けた準備を進めている。エピルビシンミセル(NC-6300)は、米国で軟部肉腫を対象に第I/II相臨床試験を実施中であり、米国FDAよりオーファンドラッグ指定を受けている。

また、同社独自の先進基盤技術であるミセル化ナノ粒子については、抗体/薬物結合型ミセル「ADCM(Antibody/Drug-Conjugated Micelle)」として、次世代技術開発にも力をいれている。

事業開発活動は、医薬品事業の経営基盤構築及び関連事業や周辺事業の拡大のため、有力な企業との資本・事業提携、M&A等並びに国内外の製薬・バイオ企業や大学・研究機関等との共同研究開発プロジェクトについても積極的に取り組んでいる。

化粧品事業は、株式会社アルビオンとの共同開発製品である男性用スカルプトータルケア製品「Depth(デプス)」に加え、女性も使える「Depth for Share(デプス フォー シェア)」を発売し、インターネット販売及び美容室でのカウンセリング販売を行っている。大手百貨店や化粧品専門店による取扱いも開始されている。女性用化粧品は、株式会社アルビオンが販売する美容液エクラフチュール及び薬用美白美容液エクシアALホワイトニングイマキュレートエッセンスIDD用の原材料を供給している。

2018年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比9.9%減の1.97億円、営業損失が47.84億円、経常損失が47.06億円、当期純損失が48.47億円とする期初計画を据え置いている。

《MH》

 提供:フィスコ

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