アイビーシー---2Q売上高31.1％増、各利益は期初計画を超過達成

アイビーシー<3920>は28日、2017年9月期第2四半期（2016年10月-2017年3月）の決算を発表した。売上高が前年同期比31.1％増の638百万円、営業利益が同29.0％減の84百万円、経常利益が同43.8％減の66百万円、四半期純利益が同38.9％減の42百万円だった。

各利益については、期初計画の通り、将来的な事業拡大に向けた本社オフィスの増床や従業員増といった施策の実施により前年同期比で減益となったが、昨年11月に発表した期初計画比では売上、利益共に超過達成となった。また、第1四半期決算において計上していた営業利益以下の各段階利益の赤字も解消している。

2017年9月期通期については、売上高が前期比14.4％増の13.05億円、営業利益が同19.1％減の2.36億円、経常利益が同37.0％減の2.10億円、当期純利益が同35.4％減の1.26億円とする期初計画を据え置いている。

同社は、直近に特化型クラウドインテグレーションサービス「Specific Cloud Integration」（SCI）の提供開始や、他社との協業による主力製品「System Answer G2」を中心としたサービス領域の拡大等、顧客ニーズの積極的な取り込みを進めているようだ。
また、「System Answer G2」の後継製品で、より付加価値の高い「System Answer G3」（製品版）の発売を6月に予定しており、通期業績の上振れも期待できよう。

《TN》

　提供：フィスコ