アバント---3Qはコンサルティングサービスが好調により通期予想を上方修正

アバント<3836>は8日、2017年6月期第3四半期（2016年7月～2017年3月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.4%増の77.14億円、営業利益が同46.3%増の10.09億円、経常利益が同47.2%増の10.11億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同18.0%増の4.33億円となった。

自社開発パッケージの販売については管理会計関連でライセンス販売を増加させる事ができた。一方で、BI関連の他社製品ライセンスは大型案件の受注がなかったため減少している。これらの結果、ライセンス事業は減収となっている。

コンサルティングサービスにおいてはIFRSの適用やグループ・ガバナンス高度化への要請、データを活用した経営の浸透を背景として順調に伸長している。この結果ライセンス事業の売上減少分を補って余りあるほどの高い伸びとなった。

サポート・情報検索サービスにおいては継続利用率の高さを背景に堅調に推移している。引き続き顧客基盤の安定・強化に努める。また、アウトソーシングサービスも大幅に増加して順調に伸長している。

2017年6月期通期の業績予想は、売上高が前期比7.6%増の103.40億円、営業利益が同4.5%増の11.60億円、経常利益が同4.4%増の11.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.5%減の5.25億円と期初計画を上方修正している。

《TN》

　提供：フィスコ