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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3807 フィスコ

東証G
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業績
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100株
PER PBR 利回り 信用倍率
99.0 15.81 8.06
時価総額 45.5億円
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決算発表予定日

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■フィスコキャンパス銘柄分析レポートVol5 ニチレキ<5011>


「フィスコキャンパス銘柄紹介レポート」とは、フィスコ<3807>のアナリストと現役の女子大学生によって組織された「フィスコキャンパス」による毎月発行の共同レポートである。アナリストとディスカッションを重ね、キャンパス一期生となる7名が「フレッシュな感性」をもとに1人1銘柄選んだ、計7銘柄をまとめている。


※2017年2月号より抜粋


紹介銘柄:ニチレキ<5011>
キャンパス生:石神 沙季



「業績面も期待されるインフラ関連銘柄」


■道路の舗装材料など、東京五輪の恩恵に期待

石神:今回はニチレキという会社が気になったので、小林さんに聞きながらご紹介しようと思います。まずどういった会社なのでしょうか?

小林:1949年創業で、道路舗装に関する製品、技術、工事等を幅広く提供しています。具体的には、アスファルト乳剤や改質アスファルト等の製造販売を行っており、高いシェアを有しています。また、舗装工事や防水工事等の請負も行っています。

石神:日本の道路を支えている企業なんですね。

小林:公共事業に関連する業界は国や地方の厳しい財政事情が懸念材料ではありますが、国の17年度予算案で公共事業費はおおむね横ばいを維持しています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた首都圏道路の整備などに充てられるようです。株式市場でもこうした東京五輪に向けたインフラ整備の恩恵を受ける企業に対する関心が高いですね。


■上期の受注順調で今期業績に上振れ期待

石神:業績はどうですか?

小林:2017年3月期の上期は、営業利益が前年同期比4.3倍の8.73億円と期初の計画(4.50億円)を大きく上回って着地しました。期首の受注が順調だったことに加え、コスト削減や業務効率化に努めたことが奏功しました。

石神:下期についてはどのような見通しでしょう?

小林:同社は下期に完成する工事の割合が多く、売上・利益が偏重しています。上期の決算発表時点では、下期の事業環境が不透明として通期業績予想を据え置きました。ただ、上期の受注が順調だったことを考慮すると、計画を上回る着地も期待できそうです。なお、2月7日には第3四半期の決算発表が予定されています。

石神:最後に株価動向を教えてください。

小林:昨年6月安値608円を付けてから上昇基調が続いていましたが、今年1月4日に一時968円を付けると上げ一服となっています。ただ、第3四半期決算などから今期業績の計画上振れ確度が高まれば一段高も期待できるでしょう。最後に、株式を売買される際は流動性がやや低い点に注意して下さいね。



※「フィスコキャンパス」とは、現役の女子大学生によって組織されている。難しいと思われがちな金融・経済の世界を、身近なものに感じていただけるよう、大学生の目線に置き換えて企業や株式市場の情報発信を行うことを目的としている。

《WA》

 提供:フィスコ

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