ネットイヤーグループ---通期連結及び個別業績予想の修正
ネットイヤーグループ<3622>は3月30日、2017年8月に公表した通期業績予想の下方修正を発表した。また、当業績予想の修正に対する経営責任を明確にするため、役員報酬の減額を決定した。
2018年3月期(2017年4月~2018年3月)通期連結業績予想は、売上高が前回予想比3.0%増の61.8億円、営業損失が1.00億円(前回予想は4,500万円の利益)、経常損失が1.02億円(前回予想は4,300万円の利益)、親会社株主に帰属する純利益が前回予想比38.3%減の2.74億円(前回予想は4.44億円の利益)となった。
売上高は子会社トライバルメディアハウスの売上が増加し予想値を上まわったものの、利益面は、前年度に受注損失引当金を計上したプロジェクトの終結にあたり、当初見積もり以上に費用が増加したこと、また以前に受注したいくつかのWebシステムの開発プロジェクトで顧客との仕様確定が不十分だったことなどから修正のための開発費用が大幅に増加する見込みとなったことが要因として業績予想を下回る見込みとなった。
2018年3月期通期個別業績予想は、売上高が据え置きの41.00億円、営業損失が1.70億円、経常損失が1.72億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1.57億円としている。
また、この業績予想の修正を受け、経営責任を明確にするため、役員報酬の減額を実施することも合わせて発表している。
《MW》
提供:フィスコ