貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3543 コメダホールディングス

東証P
2,582円
前日比
+4
+0.16%
PTS
2,581円
14:11 04/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.7 2.74 2.09 15.57
時価総額 1,194億円
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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家キムさん:IPO初値がシンジケートカバーで付くパターンも


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家キムさん(ブログ「IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年7月6日11時に執筆

IPO銘柄の初値形成において公開価格を割ることがたまに起こります。6月29日上場の2銘柄は解りやすい展開で初値が付いているので参考までに考えてみます。

コメダホールディングス<3543>の初値は1,867円でした。公開価格は1,960円なので騰落率は-4.74%と残念な結果に終わっています。ここで1,867円という初値で決着した理由について調べると、訂正有価証券届出書からオーバーアロットメント4,000,000株の実施と「主幹事引受価格1,867.88円」という数値が導き出せます。

オーバーアロットメントが実施され、シンジケートカバー取引により下値で支えている事が伺えます。この事をあらかじめ解っていると、株価が公開価格を割ってしまった場合の参考値になります。公募株を取得した投資家のみならず、初値買いをされる方にも参考になる数値です。
ソラスト<6197>も同じように、公開価格1,300円、初値1,222円で騰落率は-6.00%でした。またオーバーアロットメント1,475,000株の実施を行い、「主幹事引受価格は1,222円」です。

この様に、主幹事が実施したオーバーアロットメント(第三者割当増資)により、逆にシンジケートカバー取引が行われ過度の株価下落をさせない働きがあります。
小型のIPOでは公開価格を割る事は少ないですが、吸収金額が大きな銘柄において今回のような事が起こる場合もあり得るのは覚えておきましょう。

ところでLINE<3938>がどうなるのか心配だという方は訂正有価証券届出書を見るとよいでしょう。発表は7月11日になるかと思われます。

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執筆者名:キムさん
ブログ名:IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記

《HK》

 提供:フィスコ

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