イチカワ急動意、8年ぶり400円台復帰が目前に
イチカワ<3513>が大幅高、6月26日の年初来高値を一気に上回り、07年12月以来8年ぶりの400円大台を目前にとらえている。同社は紙パルプ向けを主力とするフェルト大手で、円安に伴う輸入紙が減少を背景に、国内製紙メーカー向けに抄紙用フェルト需要が回復基調をたどっているほか、海外では北米や中国などで拡販が続いている。今16年3月期営業利益は前期比31.4%増の11億6000万円見通し。また増配指向で今期年間配当は2円増配の12円を計画している。配当利回りは3%超、一方でPBRが0.5倍と割安感が際立つことから、市場でも注目する声があった。寄り付きに大口買い注文が入り、カイ気配スタートとなり売買代高も増勢が顕著。
イチカワの株価は10時3分現在393円(△29円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
イチカワの株価は10時3分現在393円(△29円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)