フェリシモが反落、１７年２月期業績予想を営業赤字に下方修正し期末一括配当も無配へ

　フェリシモ<3396>が大幅反落。１０日の取引終了後、１７年２月期の連結業績予想について、売上高を３２２億８６００万円から３０６億５８００万円（前期比１１．４％減）へ、営業損益を１億９００万円の黒字から６億３９００万円の赤字（前期２億７５００万円の黒字）へ、最終損益を１億８５００万円の赤字から７億９０００万円の赤字（同６億５７００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　販売方法の変更により、定期便（コレクション）事業で顧客数および購入単価が想定を下回る見通しとなったことが要因。また、定期便（コレクション）以外のスポット販売なども売り上げ見通しを修正したという。なお、業績予想の修正に伴い、従来５円を予定していた期末一括配当を無配にすると発表しており、これもネガティブ材料視されているようだ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年３～１１月）決算は、売上高２２９億９１００万円（前年同期比１０．８％減）、営業損益４億４７００万円の赤字（前年同期１６００万円の黒字）、最終損益５億７９００万円の赤字（同５億７１００万円の黒字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）