シキボウが後場プラスに転じる、１６年３月期業績・配当予想を上方修正

　シキボウ<3109>が後場に入りプラスに転じてきた。前引け後に、１６年３月期の連結業績見通しについて、売上高を４８０億円から４５０億円（前期比４．９％減）へ下方修正した一方、営業利益を２７億円から２９億円（同１８．１％増）へ、純利益を１１億円から１２億円（同１２．７％増）へ上方修正したことが好感されている。苦戦していた繊維部門の中国事業の縮小で売上高は従来予想を下回るものの、採算が改善され利益面では上振れるという。

　また、業績予想の修正に伴い、従来２円を予定していた期末一括配当を３円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）