三越伊勢丹は続伸、１２月度既存店売上高は５カ月ぶり前年下回るも地合い好転にツレ高

　三越伊勢丹ホールディングス<3099>は続伸している。前週末４日の取引終了後に発表した１２月度の国内百貨店事業売上速報で、三越伊勢丹合計の既存店売上高は前年同月比１．２％減と５カ月ぶりに前年実績を下回ったが、全般市場高を受けてこれをネガティブ視する動きは限定的のようだ。

　１２月は例年と比べて前半の気温が高く、主力の冬物アイテムが軒並み苦戦した。気温が例年並みに下がった後半から月末にかけて基幹店ではコートが２ケタ増と伸長したが、翌月にセールを控えていることから一部で買い控えも見られ、国内百貨店の既存店は前年実績を下回った。なお、免税売り上げは堅調に推移しており、ラグジュアリーブランドの衣料品や雑貨、化粧品への関心が引き続き高いという。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）